2.中国独特のビジネスモデル
日本の新幹線技術は中国大陸でも大活躍です。でも多くの分野において技術大国日本は中国市場において欧米に負けてしまいます。どうしてなのか?それは下記のような中国独特のビジネスルールがあるからです。
中国は技術の国家標準化に至るまでのプロセスにおいて、複数の関連企業が集まり「事業連盟」を組織して進めるケースがよくあります。LENOVOが進めている情報家電のプロジェクトしかり、携帯電話の通信方式であるTDS-CDMAの国家標準化しかり、またWiMAXなども同様で、技術を有する複数企業が緩やかな連盟を組織し、製品化の共同研究を行っています。
こうした事業連盟には海外企業も参加しており、近年WiMAX技術で入札を落札しまくっている米国ベル系企業などもこれら事業連盟に参加する方式で中国市場を開拓しています。技術の国家標準化への流れから見た場合、これら「事業連盟」への参加は不可欠です。「中国では技術を盗まれる」という一面のみが強調される傾向がありますが、日本以外の多くの国が中国の「事業連盟」に参加し、業績を上げているのを見ると、本当に日本は大丈夫なのか、、と心配になります。
ですが日本の中小企業の一部では果敢にこれに挑戦し、技術は日本発ですが、中国に採用してもらうためには、中国とともにこれを育てるという企業方針の下、現在、弊社が協力して中国の大学と連携して「事業連盟」の構築に努力している真っ最中の企業もあります。
次回は「事業連盟」を詳しくご紹介します

